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私の彼は"変わりもの?"☆黒子のバスケ

第8章 ゆびきりげんまん。


真っ赤に染まる夕焼けの中に
笑顔のお前が小指を差し出す。

「これからもずーっと一緒だよ?はい!ゆびきりげんまん!」

寝そべっている体を起こすのが
面倒くさくて、
俺は腕を伸ばして小指を立てた。

「ん。」

お前のか細い小指が
俺の小指に絡まった。

「100歳まで一緒!ゆびきりげーんまんっ!」

上下にブンブンと振られて、

お前は満足げに笑って
その指を離した。

その笑顔が可愛くて
思わず溜息が出る。

「あー!今溜息ついたー!面倒くさいとか思ったんでしょ!」

お前が頬を膨らませ、
俺の顔を覗き込む。

「あー、お前は面倒くせぇーよ。」

俺がそう答えると、
お前は俺の頭をポカポカと叩いた。

二人の笑い声が
夕焼けに照らされた屋上に響き渡る。

あぁ。こんな時間が本当に
永遠に続けばよかったのに…。



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