第1章 無口な彼氏。
"ポスッ"
後ろから強く抱きしめられた。
「りりりりり、凛之助!?///」
私は驚いて後ろを振り向いた。
"ちゅっ"
唇と唇が触れた。
「…。」
そして凛之助が笑った。
「…あ、あのあのあの、こここ、これは…!?///」
私は真っ赤になって思わずキョドってしまった。
「あの、私の事好きって言ってくれてるの…?」
私がそう聞くと、
凛之助は笑顔で大きく頷き、
また私を抱きしめた。
「り、凛之助ぇぇぇ!!!!私も好きー!大好きー!」
「…。(コクコク)」
「もっかいしてぇー!」
「…。///(コクコク)」
"ちゅっ"
「凛之助ぇぇぇぇー!!!!好きだぁぁぁ!」
「…。(コクコク)」
上記のようなやり取りを
私は4~5回繰り返した。
言葉じゃなくても
伝わる何かがある。
恋ってそれが重要なんじゃないのかな!
私はそう思ったのでした。
=fin=