第3章 ご対面
シン「さて、リィナ。君の兄はなんて名前なんだ?」
リィナ「あ、はい。兄の名前は」
私が言おうとした瞬間に、別の人の声が響いた。
?「シン、ここに居たのですね?」
シン「げっ!ジャ、ジャーファル………(汗)」
ジャーファル、と呼ばれた人は、ニコニコしながらシンドバットさんの方に寄って行く。
と言っても、目は笑ってない。
怖いな、この人……………
ジャ「また、私の目を盗んで抜け出しましたね?仕事は終わっているのですか?」
シン「あー………それはだなー………」
しどろもどろしながら、目を宙に泳がせるシンドバッドさん。
てか、私に気付いてないなー。えっと、ジャーファルさん?って人。
このままだと、兄貴探すの苦労しそうだなー……。