第2章 プロローグ
ーシンドバッドsideー
今日も、ジャーファルの目を盗み、逃げt……いや、休憩をしに来たんだが…………
見慣れない少女が、木陰にいた。
あまり動かないから、具合が悪いのかと思い、聞いてみると
リィナ「いや、別に何もしてませんけど」
………いやいや、そう言う意味では無かったのだが…
面白いな、この娘。
名前を聞かれたから、素直に答えても、何も反応が無い。
俺の事を知らないのか。
王宮に用があるらしい。
聞いてみると、兄が居ると言う。
そういえば、このリィナは何処かシャルルカンに似ているような………………
気のせいか。
…………帰るにしても、ジャーファルに見つからないようにしなければ……………