第4章 魔法
リィナ「?!?!ちょ、何を…?!?!」
マス「………歩くの、つらそうなんで」
えぇっ?!そんな理由で?!!
ちょ、超恥ずかしいんだけどっ………///
だって、今姫抱きされてるんだよ?!?!
マス「……背中の方が、良いっスか?」
リィナ「…………は、はい……///」
すると、マスルールさんは一旦私を降ろし
かがんで背中を向けた。
マス「………どうぞ?」
リィナ「………あ、ありがとうございます……」
遠慮しながらも、マスルールさんの背中に乗る。
すると、マスルールさんがスッと立ち上がる。
えっ………高い……!
マス「………寝たければ、寝ても構わないっスから………」
リィナ「………はい……」
……温かいな……
シャル兄に、おんぶされた時の事を思い出すなぁ………。
そんな事を考えながら、マスルールさんの背中で、眠りに落ちた。