第4章 魔法
?「………大丈夫っスか?」
リィナ「………へ?」
見上げると、赤髪の男の人が支えてくれていた。
あ、この人は………シャル兄と居た………えっと……
リィナ「………マスルール……さん……ですか?」
マス「はい。そうっスけど………」
あ、良かった。合ってた。
リィナ「あの、ありがとうございます……でも、大丈夫……なん……で……」
立ち上がろうとしたら、目眩がして、またフラつく。
マス「………無理、しないでください」
リィナ「……はい。ごめんなさい……」
下を向いていると、マスルールさんが、いきなり私をヒョイッと持ち上げた。