第3章 ご対面
ジャ「?そうですか。……それにしても、リィナさんは強いですね」
シャル「そっすね……あいつは元々強いんすよ。昔から」
そう、俺がまだエリオハプトに居た頃から、リィナは強かった。
そして、魔力量も多い。
しかも、魔道士だ。
敵対勢力を殺す事を、毎日のように強いられていた。
あいつは、その度に頑なに断っていた。
それくらい…………意志が強い。
シャル「あいつは………俺よりも……」
ジャ「?何か言いましたか?」
シャル「え、いや。何も言って無いっすよ」
………ま、過去は関係ねぇ。
今、幸せそうならそれで………