第1章 出会いについて
足を引きずるようにひょこひょこ歩く
怪我をしてから、まだ治っておらずこのような歩き方
しばらくはこんな感じらしい…
歩きづらくて痛いので中々慣れない
転んだら一大事なので慎重に
…ひょこひょこひょこひょこ
部屋をうろうろしながら、とある人を待つ
その人は先日出会った人で…
その日、私は買い物に外へ出かけていた
…ひょこひょこ
周りの視線が気になる
前から気になっていたが、この歩き方になってから余計だ
だが、きちんとリハビリをしないと治らないので…
周りの目に耐え、私は外にいたのだが…
変な輩に絡まれてしまった
非常に困る…
逃げようにも逃げれない
周りの人は見て見ぬ振りで助けてくれない
そんな中、どういう事か助けてくれたのが
私が今待っている人…
名前はヒソカさん
「呼び捨てでいいよ❤︎」なんて言っていたけど、出会ったばかりの人を呼び捨てに私には出来なかった。
ヒソカさんは、急に現れて
あっという間に絡んできた人を追い払ってくれた
とても強い印象
ちょっと怖くなって慌ててお礼を言ったんだっけ…
それ以降、と言っても まだあまり日はたっていないのだけれど
ヒソカさんが何故か家に来るようになった。
買い物をして来てくれるのだけれど…
出会って間もない男性を部屋に入れるのはマズかったかな?
でも、ヒソカさん
有無を言わさずな声色で
「ボクがキミの面倒を見てあげるよ♦︎」
なんて言うから、怖くて断れなかった
そして私は今日来る予定のヒソカさんを待っている。
インターホンの音が鳴った