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【名探偵コナン】トリプルフェイスの幼馴染は最強?【BL】

第7章 少年探偵団


『あー…ようするに、君たちが蹴ったサッカーボールが運悪く俺の頭に直撃してぶっ倒れたと…。ハハハ…そいつはカッコ悪いところを見られちまったな』



俺が意識を失ってからの経由を丁寧に説明してくれるコナンになるほどなと納得し、いくら寝不足と疲労が溜まっていたからといって子供が蹴ったボールを避けられなかった事実に情けないやらで頬を掻き。
そんな俺の様子を伺って見てくる三人の子供におそらく怒られるのではと思ってるに違いない。


「…お兄さん…ごめんなさいッ!!」



「僕も…ごめんなさいッ…!!」




「お、俺も…思いっきり蹴って…ごめん…」




『…人間誰しも間違いや失敗はするものだ。けど、その間違いや失敗を次しないように気をつける気持ちは忘れたらダメだぜ。…意味分かるか?』




「「「はいッ!!」」」




『よし、良い返事だ。…なら今回のことは許してやる』





1人ずつ謝ってくる子供達の顔をじっと見つめてから今回の失敗を次しないように努力はすることを約束させ、元気よく返事をする姿に満足して笑みを浮かべた。


「あ、私吉田歩美っていうの!」



「僕は円谷光彦です!」




「俺は小嶋元太だ!」




「「「僕たち少年探偵団!!」」」




『少年探偵団?あ、俺は蒼井#NMAE1#だ。よろしくな』





先程までの暗い空気が消えて楽しそうに自己紹介してくれる子供達に自分も自己紹介を返すが、少年探偵団との単語に何だそれはと首を傾げ。



「はい!探し物、探し人…困ったことがあれば僕たち少年探偵団にお任せください!」



『へー…まるでベイカー・ストリート・イレギュラーズみたいだな。…ところで俺をここまで運んでくれたのって、まさか阿笠さんか?』




「いやいや、さすがにワシに君を運ぶのは無理じゃ。君を運んでくれたのは「僕ですよ、蒼井さん」」




『…………え……昴!?何で此処に…?』





今時の小学生って凄いなと素直に感心したように言葉にしてからふと自分をここまで運んだのは誰なのかと気になり、目の前にいる子供達は当然除外なので残るは大人ではあるがそこそこ年がいってそうな阿笠さんしかおらず。
まさかなと思いつつも問えば予想だにしなかった人物の登場に驚いた。
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