第18章 俺だけ*緑間*
確かにそんな事があったな...。
「だから高尾くんのその姿勢がなんかかっこいいなぁ〜って」
緑間「... そうか」
「あの真っ直ぐな目見たときは、なんかドキッとした」
と言って少し微笑む。
なんだその顔は。まるで高尾に惚れているようにも見えるのだよ。
かっこいいと言ったことを許してやろうと思ったが、やめだ。
緑間「、こっちへ来い」
「へ?...うわぁ!!」
腕を引き寄せて壁に追いやる。
そのまま逃げられないようにの頭の横に手を着く。
「し、真太郎?」
緑間「高尾の話はもうするな」
再び問いかけようとしたの唇を塞いだ。
「ん...?!」
緑間「お前がドキドキするのは俺だけでいい」
自分でもこんなことをするなんて考えてなかった。
だが、あんな表情を見て黙っていられるわけがないのだよ。
まだは目の前で顔を真っ赤にしている。
「し、真太郎のばか!」
緑間「そんな事言うとまた塞ぐぞ」
そう言ったあと、壁に着いていた手を離した。
緑間「高尾なんかにドキドキする間もないようにしてやるのだよ」
俺はフッと笑いを浮かべた。
後ろからまたの罵倒を聞こえた。
end