第18章 俺だけ*緑間*
俺には付き合って長い彼女がいる。
明るくて、元気なやつだ。
最初はうるさくて不快だったが、それもなくなったのだよ。
「真太郎ー!!」
緑間「ん?」
涙目で抱きついてきた。
また友人にいじられたとか、そんなとこだろう。
「またいじられたぁー(泣)」
当たったのだよ。
こういう時、優越感を感じる俺はどうかしているのかもしれん。
緑間「なにを言われた?」
「前髪切りすぎて、おでこが広いって....」
緑間「その髪も似合っているのだよ」
高尾「そうそー!可愛いぜちゃん♪」
の頭を撫でようとしたら...
どこから沸いたのだよ。
「ほんとに?」
高尾「もちろん!」
ヘラヘラと笑い合う2人。
俺は当然見ていて面白いわけがない。
険しい顔をしていると、が俺を見て笑った。
「真太郎、ヤキモチ?」
緑間「そんなわけないのだよ」
「怖い顔してるよ」
緑間「ぐ....」
高尾「独占欲つえーよなー真ちゃん」
妬かないわけないのだよ。
高尾の頭を一発ぶってからその場を後にした。
は高尾とも仲が良いから、正直あまり一緒にはいてほしくないのだが...。