• テキストサイズ

ずっと、あなたと *黒子のバスケ短編集*

第17章 卒業*日向*




日向「俺に言いたいことあるんじゃねーの?」


.......?!?!?!!?!!


ば、バレてる?!


「な、なんで?!」


日向「んなもん見てたらわかるわ」


嘘でしょ...。恥ずかしすぎる。


顔が熱くなっていくのと同時に、体が強ばっていく。


どうしたらいいのか、なにを言っていいのか...。


日向「ねーの?」



ゔ...このチャンスを逃したら、卒業までもう言えないかもしれない。


でもこんな急に...心の準備が.. !


けど、けど.. !!






「好きですぅ!!!」






あぁ、言っちゃった...。



もう先輩の顔見れない。


日向「ククッすげー告白!」


その笑い声を聞いて、少し顔をあげると、そこにはどこか嬉しそうに笑っている日向先輩。


日向「よく言ったな。さんきゅ」


そう言って、私にむかって
歩いてきた。



「え、あの?」


日向「ん?」


「えと...日向先輩...は?」


日向「言うわけ無いだろダァホ!」




えええ!言ってくれないのか...


そう思ってると、頭に手の感触。

それに驚いて横を見ると


日向「これからよろしくな」


ほんのり赤くなった頬で、そう言ってくれた。


好きとは言ってくれなかったけど、私の想いは届いたらしい。







end
/ 142ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp