第11章 ヤキモチ*高尾*
高尾「え?まじで?」
「じ、実は、私毎日真太郎くん見に行ってた訳じゃなくて...高尾くんと話したくて行ってたの」
え?でも...
高尾「ちゃん、真ちゃんの事好きかって聞いたらあんなに照れて ...」
「あ、あれは、なんていうか好きって単語に反応してしまって...だから別に真太郎くんが好きって訳じゃない..」
高尾「なんだよ〜...」
「ごめんね?!なんか、勘違いさせちゃって」
高尾「いいよ、勘違いでよかった。」
そう言って俺はちゃんを抱きしめた。
高尾「まじでよかった...フラれると思ってた」
「フるなんてそんな...!私も好きなのに...」
さりげなく言ってくれたその言葉に俺は嬉しくなった。
今めっちゃ幸せだわ。
高尾「じゃあ今度から俺の事名前で呼んでよ」
「うん」
高尾「あと、あんま真ちゃんと仲良くすんな」
「話すのもだめ?」
高尾「そんなこと言わねーよ。でもあんま仲良くされると妬けるから」
「妬いてほしいな...」
高尾「は?!...いーよ、好きにすれば。その変わりどうなってもしんねーぞ?」
end