第1章 傍にいる*今吉*
たまらず私は隣にいる翔一を抱きしめた。
今吉「?」
「私だって...ずっと会いたかった。こうやって抱きしめたかったし、キスだって...全然嫌じゃない。」
私は今まで言えなかった事を伝えていった。
思いが強まる度に抱きしめる腕に力がこもる。
今吉「ほんなら、今キスできるか?」
優しく私の頭を撫でながらそう訪ねてきた。
私は小さくうなづいて、腕をほどいた。
真正面に翔一がいる。柔らかく微笑む笑顔がなんとも愛しい。
ゆっくりと翔一に口づける。
少し長い口付け。
今吉「愛しとるで」
「翔一...」
私の頭に翔一の手が触れ、もう一度唇が重なる。
幸せな時間がゆっくりと流れていく。
あなたが傍にいる幸せ。
これからは我慢、しないからね?
end