第8章 Forever*氷室*
帰りの飛行機に乗っている中、ふと君の事を思い出す。
強がりで泣き虫な。
オレがしばらく外国に行くって言ったら、君はやっぱり強がった。
「外国行くなんてすごいね!お土産楽しみにしてる♪」
無理して笑う。
オレは1つ息をついた。
氷室「は寂しくないの?」
「......。」
氷室「オレの前では強がらなくていいんだ。いつも言ってるだろ?」
微笑むと、彼女は目に涙をためてオレを抱きしめた。
そんなの背中に腕を回して、
頭を撫でてあげる。
我慢なんてしなくていい。
ありのままの君が好きだから。
結局出発する日も彼女は泣いていた。
外国にいる間、が心配で
ならなかったよ。
早く会って、抱きしめたい。