第4章 お前だけ*青峰*
「今吉さんとは付き合ってないし、今も大輝と付き合ってる」
まっすぐ大輝を見据えて言うと、大輝は目を見開いていた。
「大輝は私のこと好き?」
青峰「...ったりめーだろ!」
そう言うのと同時に腕をひかれ、私の体は大輝の腕におさまった。
力いっぱいに抱きしめてくれているのがつたわってきて思わず笑ってしまう。
「ふふっ」
青峰「なに笑ってんだよ」
「別に♪ごめんね大輝、意地悪なことして」
青峰「いーよもう...。つーかまじで焦ったわ。あのメガネとずっと一緒にいやがるし...」
「あれは、ちょっとした作戦というか、なんというか...」
大輝ははぁっと大きなため息をついて、私を体から離すと肩を持ってしっかり見つめてきた。
青峰「これからはもっと傍にいてやるから、もう他の奴のとこ行くなよ?」
いつになく真剣な顔に思わず顔が赤くなる。
それを隠すように手で顔を覆う。
(か、顔が見れない~っ)
ソワソワしてる私をみて、大輝が少し微笑んだのが感じれた。
すると大輝は顔を隠していた私の腕を取るとそのままキスをした
「んっ...」
青峰「、好きだぜ」
そんな愛おしそうな顔するなんて、ずるい。
「私も大好き」
そう言って、もう一度唇を重ねた。
end