第2章 わがまま*日向*
次に目が覚めた時には、順平はいなかった。
ベッドの側にある机には、一枚の置き手紙。
【早く元気になれよ】
の一言が書いてあった。近くにあったビニール袋にはゼリーと風邪薬とポカリが入っていた。
順平の優しさにたくさん触れられて、風邪をひいたのにすごく幸せだった。
置き手紙にそっと手に取り、それに向かって呟いた。
「ありがとう。」
end
~おまけ~
日向「風邪、もういいのか?」
「平気!!でももうちょっと風邪ひいててもよかったんだけどな」
日向「なんで?」
「順平に甘えられるから♪」
日向(赤面)「なっ....ダァホ!もう二度と見舞いなんか行かねーからな!」