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⑅◡̈*片想い、両想い∞

第4章 幼馴染のお隣さんな恋


「八子ーーーーーおまえ待てコラ!止まらんかいオラァァーー!」

「いやぁぁぁ!ごめんなさい信ちゃん!待てません止まれませんーー!」

「おれのホームで逃げ回るとはええ度胸やな!元サッカー部なめとんちゃうぞフハハハハハハ!!」

「やだ、やだ、やだやだやだ!ごめんなさいぃぃぃ!」


お隣の信ちゃんは、とても足が速い。


「⋯っっだぁぁ!つかまえた!」

「ひぃぃぃ!」

「もお逃げれへんぞー⋯っはぁ⋯なんやねんアレ!なんで俺のお宝ユニフォームが苺牛乳でびっちゃびちゃなんか説明してもらおやないかい!」

「う、ごめんなさい⋯信ちゃん⋯こわい⋯」


お隣の信ちゃんは、サッカーが大好き。


信ちゃんの大切なユニフォームに苺牛乳をこぼしてしまった。隠しながら洗面所に直行しようとしたところを本人に鉢合わせてしまって、証拠隠滅失敗。余裕で捕まり、信ちゃんのお部屋に強制連行されて今に至ります。


「まーずーはー!」

(こわいこわい眉間しわ寄ってる錦戸くんばりに目つきに迫力があるこわいこわい!)

「なぜ、俺の部屋に入ったんですかー!」

「し、信ちゃんの顔がみたかったからです⋯」

「そういう時は呼べ!俺が行くから!ベランダ伝って入るな危なっかしい!アホか!」

「は、はい⋯ごめんなさい⋯」


お隣の信ちゃんは、心配性。


「で、ベランダから部屋に入りましたー」

「はい、りました。はい。」

「苺牛乳どっから出てきてん」

「ぽっけに入れてた。信ちゃんにあげようと思って。でも信ちゃんいなかったから⋯」

「俺がいなかったから飲みましたーと。俺にくれるんちゃうかったんかい飲むなよ待っとけよそこは!」


お隣の信ちゃんは、ツッコミ上手。


「問題のユニフォームはベッドの脇にかけてあったわけですが」

「ん⋯かけてあった⋯」

「な に し た ん !?」

(やややや八重歯めちゃ光ってる!作り笑いがこわい噛まれそう自慢の八重歯で!!!)

「⋯着てみたかったので、着ました⋯」

「ですよね!あのシミの具合はきっと着ながら苺牛乳飲んでベッドの上で飛び跳ねたりなんかしたはずみに付いちゃいました〜みたいな感じよね!」


お隣の信ちゃんは、推理上手。(汲み取り上手?)
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