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どうやら大好きなようで【短編集】

第22章 特別 佐久早聖臣


佐久早聖臣


こんな俺に彼女なんて存在ができたのは奇跡に近い。


他のやつなんて家に帰ったら手洗いうがいするか?
しないやつの方が多いだろ。



予防接種だってしてる奴は少ない。



人は誰だって体のどこかには多少菌を持っていて、それをいつ俺が受け取って、俺が不治の病になる可能性がない訳でもない



だから俺は俺に出来る最善を尽くすだけ。



まぁ、目の前のこいつは俺のことめんどくさいとか思ってるかは知らねぇけど…


そのこいつが今俺には内緒にしてる事がある。



聞いてもなんも答えないこいつ。
他の男が好きになったか?



その考えが頭をよぎった。
出た答えは、俺しか見えないようにしてやる


そう思ったらキスしてた。
ベッドに押し倒して上に跨る


少し捲れたスウェットからは細い腰が見える



白くて細くてモチっと弾力のある肌



佐久早「言わねぇなら…言うまでやめねぇからな」


ススッと手を服の中に入れれば赤い顔を更に赤くさせて目をギュッと瞑る


「お、臣くん、!」


呼ばれたのも無視して手を進めてく



背中側に手をやればいつもあるホックがなくては?と思ったが
前か…と思って前に手を持ってけばプチッと言いながら外れる下着



ぷるんっと外れたことで揺れる胸は俺のお気に入り。
こいつが他の男好きになった…



さっきの考えが正しかったらこいつにはシルシ付けないとな。
俺のって…分からせてやる。


胸に口を持っていき軽く吸う


「っえ!あ、まっって!」


無視して跡を胸に、首に、鎖骨に、どんどん付けていくとは泣き始めた



佐久早「は?そんなに俺が嫌いかよ」


「?っ、なにっ、それ!」


佐久早「他に好きな男できたからだろ?なんか言ってたの、」



「??私の好きな人、臣くんしかいないっ!」


訳が分からん
こいつはじゃあ何に泣いてんだ。



「っ、あ、あのね?」



そう言い始めた


「臣くんは、舐めたり…そ、いうの無かったから…びっくりしたし…その、嬉しかった…私の事、汚いとか、菌持ってるとか絶対思われるって思ってたから」



佐久早「俺がの事汚いとは思ったことねぇ…菌は誰だって持ってるだろ。それに、お前は他のケバい女とか、ウザイ女より全然いい」
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