第1章 最俺 キヨ編
シャワーの音が消えると、キヨは私の隣に座った。
キヨ『ふぃ~…。疲れたぁあ』
『昨日、夜遅くまで編集してたもんね』
キヨ『まぁな。今日編集のことなんて忘れてリラックスしたかったし。』
『へぇ~…』
しばらくの沈黙。
キヨ『…緊張してんの?w』
『はぁあ??!そんなことないし!!ただ2人で温泉に浸かってるだけだもん!』
キヨ『…ふーん?w』
そう言うと、キヨは私の首周辺を指先で触ってきた。
『わっ…何すんの…。、』
キヨ『別にぃ?ただ温泉に浸かってるだけだよ?』
くっそぉ…こいつ……調子に乗りやがって…
何も感じないように、私は全身に力を入れて踏ん張った。
すると鎖骨や首筋を触っていた手が私の顎を持ち上げていた。
チュ
『ングッ!…やめ…んっ…ふ』
キスしてきた。必死に抵抗するが、キヨの空いていた左手で私を抱き寄せる。
徐々に抵抗が出来なくなった瞬間、
見計らったように、キヨの左手は私の太ももに移動する。
『…ぅあ…』
変な触り方…。わざとだな、絶対。