第37章 酒は詩を釣る色を釣る

両膝に跨るようにして座り、見つめ合えば聖くんは苦笑を零す。

わたしにボンデージテープを見せつけるように火照った身体を捻る。

「テープ、外してはくれないんだな……」

「そこは約束してませんから。それに……」

お互いのお腹の間で脈打つ聖くんのモノに指先で触れた。

「ン……ッ！」

聖くんが眉間に皺を寄せる。

そそり立った逸物がビクビクっと跳ね上がり、先端から新たに雫が滲む。

「嫌いじゃないんでしょう？こうやって拘束されちゃうの……」

「……あっ……あんまり、触っちゃ……」

「ふふ、ずっと我慢してたんですもんね」

にこっと微笑み、手のひらで軽く先端を撫でる。

「っ、うッ……！はっ……ぁ」

包み込んだ亀頭を優しく何度か揉み、腰を上げた。