第36章 子の心親知らず
わたしも肌を粟立たせ、興奮気味にサヘルくんの身体を視線でなぞった。
滑らかな四肢、幼さを残した体つきと、くっきりとした二重と睫毛が印象的な雰囲気のある綺麗な顔。
そんな全身とは対比するように雄々しく反ったモノが苦しげにびくついている。
「今日だけですよ?ママは本当はこんなことしちゃダメなんですけど、今日は、特別」
サヘルくんはうっとりと頷き、静かにわたしを見上げた。
「うん……今日、だけにする……ちゃんと我慢するから、言うこと聞くから、今だけ、ママ、ボクのママだよね……」
わたしは込み上げた色々な思いや言葉を全て無視し、
「……当たり前でしょう?サヘルくんはわたしの大切な可愛い子です」
サヘルくんの興奮の絶頂にあるモノを握りしめた。