第36章 子の心親知らず
「うっ、んあっ、あ、あぁっ……」
「恥ずかしがらないで、沢山甘えて良いんですよ。何でもママに言って下さいね」
サヘルくんは大きな黒目を更に見開いて、生唾を飲んだ。
「何、でも……」
サヘルくんの顔をじっと見つめていると、手のひらに包んだ逸物がぴくんぴくんと跳ねる。
熱っぽい吐息混じりにわたしを見上げた。
「ま……ママの……っ……おっぱい、飲みたい……」
「ん……わたし、その、母乳は出ませんけど、良いんですか」
サヘルくんは火照った身体をもどかしそうに揺らし、わたしを見つめ続ける。
「うんっ……おっぱい、吸いたい……ダメ……?」
わたしは笑顔を浮かべて、首を横に振った。