第35章 商人の嘘は神もお許し
「あっ、ぅうッ……ふッ……!」
微振動しながらピストンを繰り返す金属製の筒からは精液が溢れ、根元に垂れ落ちる。
ベッドシーツに白濁液を零し、太ももはじっとりと汗ばんでいる。
目隠しをされ、何も見えない状態でびくっびくっと悶えていた。
時雨先生は顔を赤くし、身動きひとつせず黙り込んでいる。
目の前の彼を気にしている事が分かり、わたしは笑って歩き出した。
「ああ……動いても、少しくらいなら声出しても大丈夫ですよ、永夢くんには耳栓もして貰ってますから」
ベッドを軋ませるようにして座ると、永夢くんの身体が跳ねた。
「あ、ンッ……!あ……紗都、ちゃんっ……?」
必死に身体を動かし、はあはあと息をこぼしてわたしに目隠しをした顔を向ける。
何も言わずにじっと見つめていると永夢くんの内ももがピクピクと引き攣り、
「んッ!く……っあ、あぁっ……」
肩を上下に跳ねさせた。
溢れた精液に新しいものが混ざり合って垂れていく。