第25章 山椒は小粒でもぴりりと辛い
「あッう、う……ッ」
丸木戸が俺に啄むように首筋へキスを落とした。
俺は赤らんだ竿頭を撫で、手を引き下ろしては上向きに擦る行為を繰り返す。
腰が揺れ、竿が跳ねる。
下半身に快感が拡がる。
『はぁ、あっ……』
画面上の俺は耳と乳首を責め回され、満身創痍の様子で喘ぐ。
時間は進み、丸木戸が俺の口元に指を突き立てる。
『んっ、ぐ……!』
俺は自分の我慢汁塗れの指に苦しそうな表情で嬉しそうにむしゃぶりつく。
手淫の手が早まる。
「はぁッはぁ……ッ!ぁッ、あ……!」
丸木戸が俺のはち切れそうに膨らんだ逸物を足で挟み込んだ所で限界を迎えた。
達した男根が力強く跳ね、
「うぅッく……ッ!」
快楽の波が押し上げてくる。
ひくひくと脚が痙攣し、白く濁った噴出物が手にかかる。
『ん……』
画面に映った俺は後始末の真っ最中だ。
丸木戸の脚に絡みついた白濁液を舌先で絡め取り、美味しそうに舐めている。
最近は丸木戸に完璧に仕込まれたな……。
現実、俺の目の前には湯気の立つような濃厚な精液が手に乗っかっている。
「…………」
……無理。
俺は腰を上げた。
「……手、洗ってこよ……」