第22章 亭主の好きな赤烏帽子

サヘルくんは下着の中で膨らんだ熱をもどかしそうに、ひくんと前後させた。

「……何ですか？何かあるなら、きちんとおねだりしてください」

わたしは布の上から二本の指で膨らみを挟み込み、くにくにと摩擦する。

「あッあ、あ！」

ブラジャーの上から胸を撫でると、

「ひっ！うあ！そ、のッ……！」

サヘルくんは涙目で唇を噛んだ。

わたしは吐息を衝き、サヘルくんの下半身を撫で付ける。

下ろしきっていない下着に包まれた、竿の根本に触れた。

「あッ……！？」

サヘルくんは体を跳ねさせ、ゾクッとした表情を浮かべる。

柔らかい布に包み隠された、ぷっくりとしたふぐりを指先でふにふにと触った。

露出した先端部から雫が伝い、

「あぁッ！あ、紗都せ、んせ、そこっ……！ひぁっ！あ！」

震えながら腰を引く。

サヘルくんは弱い部分をピンポイントで虐められ、ひたすらに声を上げる。

恐怖心と快感が混ざり合った泣きそうな顔。

ぷにっとした感触を指先で楽しみながら、ゆっくり揉みほぐした。