第21章 高嶺の花
わたしは指先で赤く膨れた先端部をくにくにと押し潰しながら、
「……やめちゃいますよ?」
斗真先生の肩が跳ねた。
わたしは指先の力をそっと抜く。
「あっ、あっ……!す、好き、です、丸木戸先生に触られるのっ、大好きっ……です……!」
「どこをですか?」
「ち……乳首、触られるの……っ」
「だから?」
「やめないでくださいッ……!」
わたしは両手で蕾を摘み、指でぎゅっと全体を挟んだ。
「んんぅッ!」
斗真先生は声を上げ、上半身を反らす。
わたしは指に力を入れ、ぐりぐりと硬くなった突起を捏ね回す。
「あ、あ、あっ……!」
「かーわいい……素直におねだりしてる姿とっても可愛いですよ」
斗真先生はブンブンと首を横に振った。
「うッ、ンッ!かっ、可愛……ッ!い、やッ……」
わたしは延々と斗真先生の胸への愛撫を繰り返しながら、ふふふっと笑った。
「胸気持ちいいんでしょう?わたしなんかにやめないでください、って、可愛い」
斗真先生が噛み締めたような声を漏らし、上半身をびくびくと震えさせる。