第15章 嵐の前の静けさ
わたしは保健室のドアを開けたその手で鍵を閉める。
「良かったですね、時雨先生がお休みで」
聖くんに言うと、
「先、せ……イかせ、て……」
息荒くわたしに懇願した。
わたしは口元を歪め、聖くんのズボンを下ろす。
「…………」
医療用テープでローターが巻き付けられた陰茎が覗く。
赤くそそり立ち、根元まで透明な汁で濡れている。
どろりと糸を引きそうな自身に、わたしは小さく呟く。
「イッてなかったんですね……すっごく苦しそう」
聖くんは恥ずかしそうに答える。
「う……先生に、いいって言われて、なかったから……」
「そうですか、お利口さん」
濡れたテープをゆっくりと剥ぎ、
「ンッ……」
ローターを指で摘む。
聖くんの反り返った性器に近付け、スイッチを入れた。
ブルブルと音を立て震え出す。