第12章 火に油を注ぐ
「イッちゃいそう、だしっ!なんか、おれッ……」
わたしは嗤って訊ねた。
「おしっこ、出ちゃいそうですか?」
「ぁ……」
斗真先生は身体をブルッとふるわせた。
汗を垂らして首を左右する。
「そんなっ!こと!あ、んッ……!」
わたしは斗真先生の口元を押さえつけた。
「しっ」
耳を澄ますと、足音が近づいてくるのが分かる。
「おっきい声で喘いでるから、バレちゃったのかも」
意地悪く言うと興奮したのか逸物がぴくぴくと振れている。
はーはーと息をしながら、目に泪を滲ませて悶えている。
「ンっ、んぅ……」
足音が遠さがっていくのを聞き届け、わたしはため息をついた。
「……ほんと変態ですね」
ぎゅっと竿を握った。
「ンんんッ……!」
しこしこと上下しながら、プラグを抜き差しする。
斗真先生は半泣きで腰を引く。
身体中を真っ赤にして、嬌声をあげた。
「も、もぅ、無理ッ!離してくだっ!さい!あ!あぁっ!」
わたしはプラグを掴み、
「……じゃあ、ここでしちゃいましょう、ね」
一気に真上に引き抜いた。
「んぐぅううッ!?」
水音がする。
斗真先生の逸物はひくひくと震え、溜まっていたものを勢いよく吐き出す。
尿道を伝い、じょぼじょぼと便器に流れ落ちていく。
「あ……っ、ぁ、あ……」
斗真先生は悦楽混じりの表情で、ひたすらに羞恥に震えていた。
✱
公園を後にする帰り道。
斗真先生はうう、と呻いた。
「この歳でおもらしする、なんて、しかも気になってる女の子の前で……おれっ……穴があったら入りたいっす……」
わたしは手を横に振り、顔の横でぎゅっと両方の拳を作った。
「き、気にしなくていいですよ、わたしがそうさせたんですから」
「……そっちの方が気になりますってえ!」