第11章 鞍上人無く鞍下馬無し
サヘルくんの下腹部に目をやる。
陰茎は硬くそそり立ち、パンパンに膨張している。
わたしは、サヘルくんの滾った自身に鞭の先を垂らした。
「ン……!」
サヘルくんの先端部を鞭でくすぐると、
「ん、んっ!紗都せんせ、い!ぁッ……あっ」
腰をビクビクと跳ねさせる。
「ここ、思いっきり鞭で打たれちゃったらどうなるんでしょうね」
「んッ……!?」
ふふっと笑むと、真っ赤になった切っ先が小刻みに痙攣した。
「あ、ご、ごめんなさいッ!ぼくッ……!」
言うやいなや、びゅっびゅっ、と力強く白濁液を噴き上げる。
脚がぴんと伸び、天を向いた陰茎からとめどなく精が溢れる。
「ンッ、ぐ……!は、あッ!うっ……!」
サヘルくんは苦しげな声を吐き出す。
その意に反して白く粘ついた液は尿道を上り、
「はッ……や……ぁ……ッ」
鈴口から溢れ出す。
サヘルくんは射精を終え、火照った顔を涙に濡らした。
「だ、ダメっ……なの、にぃ……」