第11章 十一朝
「…っ、あッ、ああ…」
立てられた膝がビクンと跳ねる。
トビの体は鎖羅の脚を割って、愛撫に呼応した蜜壷のナカをゆっくりと優しく押し上げた。
きゅう、と収縮して、存在を自ら知らせるが如くトビの指先に当たった箇所を、僅かに加速して撫でる。
もうどれくらいの時間、ナカを弄られているのか分からない。それが分からない程までに私の頭が溶けてしまっているのか、障子の光が白んでいるのは日か月か。
鎖羅の首元に紅の花びらが散る毎に、トビは甘い言葉を添える。身体だけでなく脳内まで侵してくる愛に、鎖羅は先程から死にたくなってしまいそうなほどの幸福を感じていた。
「やぁ、あっ、ああぁ、あっ」
「センパイ、声聞こえちゃいますよ」
「だって、と、トビさんが、ああっ!」
「ここのご近所さんは……デイダラ先輩でしたっけ。鎖羅センパイのえっちな声で起こしてあげますか?」
「っや、やだあ、いやです、っう」
鎖羅のぐずぐずに解れた膣が差し込まれたトビの指を締め付けた。
「……センパイ、もしかして興奮してます?恋人のボクよりも、他人のデイダラ先輩に声を聞かれる方がもっとえっちな気分になるんですか?」
「あっ?!やっ、トビさ、は、はげしいっ!」
鎖羅の奥にある、ぷっくりと膨らんだソコを絶頂へ至るほどの速度で指の腹で押す。手を抜こうと鎖羅は抵抗するが、当にそんなもの意味はなかった。
「答えてくださいよセンパイ……、鎖羅センパイの事をイチバンに愛しているのは誰ッスか?」
「トビさん……っ、」
「鎖羅センパイが好きなのは?」
「ぅ、う、トビさんで…す、」
「ふふ……えらいえらい。」
「やぁっ?!あ、っ、イッ…ぅ……!!」
鎖羅の蜜壷はトビの怒張した肉棒をいとも容易くずぶりと咥えこんだ。
予想外の圧迫感にはくはくと息を詰まらせる鎖羅の首元に顔を埋め、トビは奥へと腰を進めた。膣は今まで受けたことのない大きさの男根の根元をキツく締め付け、とっくに降りた子宮口がピッタリと亀頭に合わさっている。