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また、恋してくれますか。

第25章 〜番外編その2〜


さて、焼き肉パーティーの時の
再現のように、今度は桜奈から
爆弾発言を投下された二人。

ポカンとしながら、少しずつ我に返ると
気まずさと、恥ずかしさが恐ろしい速さで
全身を巡る。

『なんだ?あれ?///』

『///ほんと、な、何を、言い出すかと
思えば、びっくりよ・・ね///』
(もうっ!桜奈ちゃん!!
なんてことをサラッと言うかなぁー
絶対、分かってないわ、あの子。
はぁ、どうすんのこの空気・・・)

しばし、沈黙が続くが
居た堪れなくなった愛花は

『さ、さっ!し、仕事しなきゃ』

動揺を隠せないまま、一刻も早くこの場から
立ち去ろうと、店長室のドアを開けようと
すると、政宗が愛花の手を
『待って愛ちゃん』と掴んだ。

ビクッとしたが
『仕事が残ってるから』と
振り向くことはしないまま政宗に言った。

今、振り向いて政宗を見たら
気持ちがバレてしまいそうなほど
心臓バクバクで、赤面している自分が
分かった。

『さっきの桜奈が言ってたこと
どう言うこと?愛おしそうに俺を見てるって・・』

『さ、さぁ?桜奈ちゃんも勘違いだって
言ってたじゃない?
たぶん、幼なじみで仲いいから
そう見えたって、話でしょ?
もう、いい?』

『俺は、桜奈が言ってた通り
そう言う眼差しを愛ちゃんに向けてる
桜奈の見立ては、間違ってないよ』

(はっ?どう言う意味?政宗が私を
愛おしいそうに、見てるの?いや、それは
幼馴染で、慕ってるからでしょ?)
『な、何の話?桜奈ちゃんの勘違いだよ!
あんたのも、きっと同じよ。』

『違う!』
『違わない!!』とばっと政宗の方を振り向き

『ただの近所のお姉ちゃんを好きになる
わけないでしょ?こんな、6歳も上の
女を恋愛対象にするわけないじゃない!!
ずっと一緒にいたから、あんたは
錯覚してるだけだって』
(お願いだから、気づかないで!)
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