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また、恋してくれますか。

第20章 〜それぞれの道〜


バイト終わりに、駅で待ち合わせしていた
政宗と桜奈。

すると、詩織が『お待たせー!』と
手を振りながら、こちらに向かってきた。

『あっ、しぃちゃーん!!』と桜奈も
手を振り返したが、すぐ後ろに家康もいた。

政宗と桜奈のところに到着した
二人。
『一緒の電車だったみたいだけど
改札出てから気づいてさ。』と詩織。

『おーっ、久しぶりだなぁ。』と
政宗も家康に声をかけてたが
『そうだね・・・』とテンションは低く
若干、不機嫌さを漂わせる家康。

『なんだよー、久しぶりにあった友達に
ご挨拶な態度だなぁー、あっ分かった!
俺が桜奈と二人の焼肉に割って
入ったからだろう!気にすんな、わざとだ』
と、ニヤっと企んだ顔で笑う政宗。

『はっー?』
(わざとかよ!そうだよな、急に焼肉なんて
桜奈が、政宗に相談したってことだろ?
俺と二人になるのを避ける為?)

眉間のシワが徐々に深くなっていく家康。

『まぁまぁ、心配すんなよ。俺には俺の
都合があってだな、お前が心配するような
理由じゃないから』と家康の肩に腕を回し
小声で囁く政宗。

『なんだよ、都合って。』と政宗を
不服そうな表情で見た家康。

『ナイショ』と、シーっという仕草をする政宗。

『なんだよ!それ』と
呆れ顔で呟く家康。

家康の呟いた言葉はスルーし

『じゃ、まずは材料買ってからだな』
と、四人で政宗のマンションへと向かった。
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