第14章 〜告白〜
『それでも、凄いです!
お父さんもお兄さんもお医者さんなんて。
それに、家康さんも。ちなみにお姉さんも
3つ上ならまだ学生さんですか?』
と、家康の家族のことをもっと知りたいと思った
桜奈は尋ねてみた。
『ああ、姉貴は、薬科大の学生だよ』
『凄い!ご家族皆さん医療分野なんですね!
もしや、お母さんもお医者さんとかですか?』
『いや、母は、専業主婦だよ。まぁ父の
秘書的な仕事をしてるけど。』
『あっ、うちと一緒ですね!うちもパパが
研究者だから、ママはそのサポート的な仕事
してます。でも、お医者さんにも秘書って
必要なんですか?』
『うちの父は、臨床医じゃないからね
おじさんと一緒で、研究者って言った
方がいいかな。研究医なんだ』
『そうなんですか、じゃ、お兄さんも
研究医・・・あっ、違うか、期末テストの
勉強会の時、確か小田総合病院で
働いてるって言ってましたよね?
お兄さんは、臨床医なんですね』
と、言いながら、桜奈は
家康の母が、歴女だと言う話を思い出し
家康の兄も徳川家康に関連する
名前なのかと興味が湧いた。