第14章 〜告白〜
家康大好き!結婚したいのくだりに
妙な反応をし、照れている家康に
『ん?どうしたんですか?』と
首を傾げる桜奈。
『///あっ、いや。俺のことじゃないって
わかってるけど、熱烈なプロポーズに
俺も同じ名前だから、妙な気分に
なるって言うか、なんて言うか・・・』
と、恥ずかしそうに鼻と口を、両手で覆い顔を
隠すようにする家康。目元はかなり
赤くなっていた。
家康に言われて初めて、言葉だけで
受け取ったら、まんま目の前の家康に
プロポーズしているようなものだと
気づいた桜奈。
その状況を理解するとともに
あぁと言う顔で目を見開くと
(///かぁっー///)とみるみる顔が
赤くなって行きそして、すぐに
恥ずかしそうに俯いた。
(私ったらしぃちゃんといる時の
のりで家康愛を語っちゃったよー
もう、私のバカバカ!ほんと何にも
考えてなかったよ・・・超恥ずかしい。
あんな反応されたら、まんま家康さんに
プロポーズしたみたいじゃない。
しかも、あんなに照れてるところ初めて
みたし)
そう思うと、桜奈にまで
妙な気分が伝染していった。
微妙な空気を振り払うかのように
『あはは、名前呼ばれてそんなこと言われたら
やっぱり、み、妙な感じになるんですかね。
そんなつもりなかったんですけど
すみません、ややこしい上に
妙な気分にさせちゃって・・・』
とあたふたしながら、言い訳する桜奈。
『あっ、そうだ!つ、次のケーキ
取りに行ってきますね!』と逃げるように
席を立ち、新しいケーキを取りに行った。