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また、恋してくれますか。

第13章 〜真実〜


『話せないわけではないんですが
信じては、もらえない話なんです。
だから、話ても揶揄ってるのかって
腹が立つかもしれませんけど・・・聞きます?』
と、困惑するような顔で伺いを立てる桜奈。

『うん、聞いてもいい話なら聞きたい。
気になる。』と家康。

『分かりました。
えっと、どっから話そうかな・・・
うちのパパが大学で研究してるものが何かは
知ってますか?』

『いや、詳しくは聞いてない。
時空に関する何かとは、うちの父が言ってた
気がするけど。』
(父さんの話をちゃんと
聞いとくんだったな・・)

『そんなんです。ワームホールの
研究者なんです。簡単に言うと時空を
超えてしまうトンネルの研究だそうです。
タイムマシンみたいなイメージですかね?』

『タイムマシン?凄い、SFみたいだね。』

『まぁ、実際はタイムマシンみたいに
意図した時間と空間に行けるわけではなくて
自然現象のように、ある日突然
時空に穴が開いて、別の時空とトンネルで
繋がってしまう状態を
ワームホールって言うらしいです。

だからそれに巻き込まれると
いつ、どの時空に飛ばされてしまうかは
分からないらしいです。

でも実際にワームホールに
飲み込まれて時空をこえたとしか
思えない事例はあるらしくて
時空を超えた体験談を持つ人もいるって
パパは言ってました。』

『へぇ、事例もあるんだ。凄いね・・で、 
それとお姉さんが行方不明になったのと
何か関係・・・!!えっ、まさかお姉さん
そのワームホールに巻き込まれて行方不明に
なったってこと!?』驚愕する家康。

コクッと頷き桜奈は
話をつづけた。
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