第13章 〜真実〜
『うん、わかった。じゃ外で済ませて
くるね。堀のおじいちゃんとおばあちゃんに
宜しく言っといて。今年も巫女さんの手伝い
いつも通りあるんでしょ?会えるの楽しみに
してるねって言っといて?』
『わかったわ、伝えとくわね。
お手伝いも例年通りよ。また確認も兼ねて
神楽の練習あると思うけど
予定がわかったらまた話すね。』
『了解です!じゃ、家康さん待たせてるから
行ってきます』と、家康の待つ玄関へ急ぐと
千里も玄関先で見送ってくれた。
『じゃ、家康君、桜奈をお願いね!
夕飯も申し訳ないけど桜奈と二人で
食べてきて。事情は、桜奈に後で
聞いてね。』
『はい、分かりました』とこくっと頷く
家康。
『じゃ、行ってきます』と桜奈と家康。
『行ってらっしゃい』
と、千里は笑顔で送りだした。
(うふふ、初、デート?初々しいわー♪
楽しんできなさいね、桜奈)
『さてと、私も準備しなくっちゃ!』
と、千里も出かける準備を始めた。