第24章 practice ＊

熱い眼差しで見つめられたと思うと吐息ごと唇を食べられてしまう
離れてはまた吸い付くように何度も何度も…

「くそ…なんでこんなには可愛いんだ…」
ポスンと私の肩におでこをくっつける陣平さん
ふわふわの髪が首にあって擽ったい
「なんで俺のものになってくれない？」

前は、ヒロくんが好きだったから…でも今はそれ以上に公安の仕事があるから
現段階では姿を消さなくてもいいって言われてるけど、いつ交友関係を切れって言われるかわからない
だから…………

「困らせたな…忘れてくれ…
でも、今日はお前の事、抱かせて貰う」

シャツのボタンをプチプチと取られて背中に回った手がブラのホックを簡単に外す
締め付けがなくなった胸は陣平さんの手の中にあった

大きく円を描くように揉まれたかと思えば感触を楽しむかのように柔らかく弄ばれる

「……っ、……ふぅ………ん………」
手の甲を口に押さえつけて声を我慢していると手首を取られて指先にキスされた

「我慢してんのもそそられるけど、もっと声、聞かせろ…」

「はずかし……っ、………」
下唇を噛んで我慢したら、舌で舐められてまた角度を変えてなんとも唇を重ねる

「噛むな、の体に傷作らせたくねー」
ペロッと下唇を舐められた

口の中に陣平さんの指が入ってきた
指先で舌を愛撫しながら、反対の手はストッキングを中途半端に脱がして、ショーツの上を撫でた

「濡れてんじゃん…」
口の中の指が抜かれたと思ったら、今度は秘部に指の圧迫感を感じる

「あっ…ん……っ、んん…はっ…っ、」
イイトコロを知っているはずなのに、掠めて焦らされてしまう

「やらしい顔になってきたな」

ずるりと抜かれた指が恋しかった