第23章 Transfer
これから、狙撃の訓練をするという事なので場所の移動をする
拳銃は持ったことあってもライフルはなかった
「まだまだ訓練が必要だな
でも正直驚いた、拳銃の腕ならどこに出しても恥ずかしくないくらいだ
なんでも出来て凄いなは…」
「別に、なんでも出来るわけじゃ…」
「うん、知っている
すっげー努力家だってこと
の言った通りになったな…口癖だったろ?いつか役に立つかもしれないって」
確かに興味本位で勉強したり習った事が今こうして役に立ってる
有希子さんずっと会ってないけど元気かな…
「さ、帰ろうか…もう遅いし」
わっ、もうこんな時間…
ヒロくんに送ってもらってふぅと一つ息を吐いたらチャイムを連打された?
「え?なに?」
「?やっと帰ってきた…お前、異動だって?」
「もしかして、私が帰ってくるの待っててくれたの?」
「当たり前だろ?気になって寝れるかよ」
「中入って、ここじゃ話せないし」
リビングに陣平さんを招き入れた
「異動の話は本当なの、でも詳しいことは言えない
陣平さんならこれだけで意味わかってくれるよね?」
「まぁ、なんとなく…に危険なことやらされるのか?」
「危険と言えば、陣平さんや研二さんも危険でしょ?
身を隠せって言われてないからここにも帰ってくるし、そんな心配いらないよ」
「あいつら…一緒なのか?」
「言えない…」
そうだよな…とポツリと言った後に、ぎゅうって抱き締めれた
「なぁ、、俺最近よく思うんだけど…なんで俺んちの近所に越してこなかった?
俺なら、ずっとお前のそばにいてやれたのにって、どうしようもねぇこと考えちまう…」
「陣平さん…」
「危ないって思ったらいつでも助けを呼んでくれ
俺が助けに行ってやるから
危ねぇ事に首突っ込むな、約束だからな…」
「ありがとう…」
陣平さんはずっと抱きしめてくれていた
不安な気持ちがどんどん薄れていく
「ねぇ、今度時間ある時爆弾の解体方法教えて?」
「いいけど…そんな時間あるのか?」
「しばらくは大丈夫、まだ今は準備期間みたいだから…」
「お前が望むことなら、なんでも教えてやる」