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[名探偵コナン]I treasure you

第23章 Transfer


ヒロくんに送ってもらって自分の家に帰ってくる

頭の中ぐちゃぐちゃで混乱していた
知られちゃったし…
もう嫌われちゃったかもしれないと思うと泣けてきた

あんな形で肌を重ねたかったわけじゃないのに…
キスしてくれようとしたのも拒んでしまった
ちゃんと気持ちを伝えてヒロくんに好きって言ってもらいたかった
それからキスをしたい…

私の最後の抵抗だった

そんな未来、来るわけないのに…

上司が休みをくれたので一日中寝倒した

休み明けで登庁すると異動のお達しがあった
「私が公安?」

公安と言っても潜入捜査官の補佐らしい
見張りというか通訳というか便利屋みたいなポジション

ここで待つようにって言われた
相棒となる捜査員が来るからと

入ってきたのは零くんとヒロくん
相棒になる潜入捜査官はヒロくん
最悪だ…今1番会いたくなかった人
零くんは一体いつぶりなのかも思い出せないくらいだった
この異動の話は零くんからの提案だったみたい
語学がそこそこ出来て、昔、有希子さんから教わった変装術もあるって事で推薦したと
新人の私がそんな事出来るのか不安だったけどつまりはヒロくんを守るって事と理解した
そんな重要な事を他の人にはさせられなかった

「わかりました、諸伏さんは私が必ず守ります」
「話が早くて助かるよ、ヒロを死なせないでくれ」
「了解!」


もしヒロくんに危険か迫ったら狙撃出来るようにライフルを扱えるようになっておけと言われた
「ヒロに教わるといい、1番うまいから」
「はい」

零くんは私たち2人を残して部屋から出ていった

「私も姿消さなきゃいけないの?」
「それは聞いてない
でも、もう1つ部屋は用意してある、セーフハウスみたいな感じかな
そっちは俺以外の誰にも知られないようにだってさ」

よかった…陣平さんや研二さんに黙っていなくなるなんて出来なかったから
会う機会は減っちゃうかもしれないけど…



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