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[名探偵コナン]I treasure you

第21章 reunion


「はっ、やっぱりな…首席様は警察庁か…笑える…」

難しいだろうけどと前置きをされて、この事件が終わったら飲みに行こうと誘ってくれた

肯定も否定もせず小さく笑うしかなくて
こいつらと酒を飲みたいのは俺も一緒だと伝えられないのがもどかしかった


とある高級なキャバクラに狙いを付けている暴力団の幹部が来店するらしいと情報を得た

組対と公安の女性捜査員が数名、キャバクラのキャバ嬢として潜入することになった

怪しまれないようにきちんと面接を受ける
合格したのはだった

俺と風見さんは客として店に入る

ドレスに身を包んだをすぐに見つけた

体のラインがわかるドレス、普段より派手なメイクだけど素材の良さであまり派手さを感じなかった
立派なキャバ嬢に変身していた

暴力団の幹部に見事見初められて指名された

相当気に入ったようでvipルームに移動して二人っきりになった

ほどなくして如何にもって風貌の男達がvipルームに入っていく
中国系の人間て事はわかった

数時間後上機嫌な幹部に腰を抱かれながら出てくる
見送りか…

他の客がいる前なのに、至る所にキスをされている
拳にグッと力が入る

見送りから戻って、他の客の指名をいくつも受けていた


閉店後に報告に戻ってきたから告げられたのは3日後に爆弾の取引が空き倉庫であるとの事
テロの決行はその次の日
場所は漏らさなかったらしい

よくここまで聞き出せたなと先輩に褒め称えられていた

「中国語ちょっと勉強したんで、私が聞き取れないと思ってくれてたので、ポロポロと喋ってくれました」

褒められて照れくさそうにしていた

3日後倉庫に張り込み受け渡し現場を抑えて全員逮捕した

回収した爆弾を松田と萩原にマルっと引き取らせた

さすがエース
文句を言いながらもあっという間に解体してしまう

捜査の間、と会う機会もあったけど
ゆっくり会話は出来ていなかった

あれからは1度も俺の事を見ようとはしてこなかった


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