第18章 Check *
警察学校へ爆弾処理の講義しに行くことになった
教室に入った俺に気づいたは驚いて少し顔を赤らめた
俺の話に真剣な顔で聞き入っていて、時々メモを取っている
1つ講義をこなし次のクラスの準備も終えてに話しかけようと近づいた
男子学生がに話しかけてなにかわからないことを聞いているみたいだった
さりげなく肩に触れて距離が近い
嫌がる素振りもなく質問された事に答えていた
そいつに時間を取られて、俺は激しく気分が悪い
一言も話せないまま次の講義が始まる時間になってしまう
昼を挟み、世話になった教官に挨拶をすると俺らが散々やんちゃしただのあんな問題児達は初めてだっただの、お小言を言われた
もうずっと昔の様な気がしてるけどまだそんなに時間はたってないんだよなと、卒校してからの忙しさを改めて感じた
今日の訓練はもう終わっていて今は自由時間のはずだ
を探して警察学校の中を歩き回る
懐かしかった
そこのベンチでよくタバコを萩原と吸ったなとかあそこで降谷と取っ組み合いの喧嘩をした事
罰として風呂掃除やトイレ掃除をやらされた事
連絡が取れなさすぎて時々、諸伏と降谷がいたのが気の所為じゃないかと思う時がある
でもあいつらは間違いなくここにいた
会いたいな
また殴り合いは勘弁だか一緒にバカ騒ぎして酒を飲みたい
そんなことを考えながらが行きそうな所を探して回った
図書室にいるかもしれないと思い開けてみるとやっぱりいた
集中しているのか俺が入ってきた事にも気づかない
「何読んでんだ?」
「ひゃっ、ビックリしたー
陣平さん…驚かせないで」
必要以上に距離を取られる
ムッとして本棚と自分の間にを閉じ込める
読んでいた本を胸に抱いて身構えていて明らかに警戒されていた