第15章 kiss
「ダメか?」
「陣平さんの……キス…ドキドキして頭がクラクラしちゃって何も考えられなくなるからダメ…」
「褒め言葉だな…」
さっきよりもっと強引に舌を絡めての口内を犯す
水音が響いて俺自身もクラクラしてきた
キスをしながらの事を押し倒す
上から見下ろすは恥ずかしそうに目を伏せて耳まで真っ赤にしていた
「かわいいな…」
「………っ…、陣平さん…これ以上は…やっ、ちょっと…どこ触って…」
服の上からでもわかる形のいいおっぱいをフニフニと触るとじたばたと暴れだした
抵抗されると燃えてしまうのが男の性…
「やっ、……ダメ…」
の抵抗の言葉と同時に俺の携帯が鳴る
萩原からでどうせ終わったとの連絡だろう
の上から退いて電話に出る
「おつかれー、終わったけどどうする?店に直接行こうか?」
「そう、だな…」
萩原と電話している間には洗面所に駆け込んだ
電話を終えて洗面所を覗いてみると目の上を濡れタオルで冷やしている
「ゴメンな…ちょっと抑えが効かなくなっちまった…」
「ちょっと混乱してる…好きって言ってもらえて嬉しいんだけど…でも、やっぱり…」
「はい、ストップ…俺まだなんのアプローチもかけてないんだけど…その状態で振られるなんて嫌だから、答えはまだ出さなくていい
これからガンガンいかせてもらう」
「私と陣平くんの経験値差がありすぎて適う気がしないんだけど…」
「だったら、さっさと俺んとこに来い」
ぐしゃぐしゃと髪を撫でると俺の好きな笑顔を浮かべた
萩原と店の前で合流すると早速、久しぶりーとに抱きついていた
「萩原さん相変わらず元気だね」
「ちゃん、前から言おうと思ってたんだけど、そろそろ萩原さん卒業しない?陣平ちゃんみたく名前で呼んでよ」
「え、研二さん?」
やったー最高!もっと呼んでってせがんでいた
3人でたらふく肉を食べて俺んちで2次会をする
「ちゃんはまだお酒ダメだからねー」
「19歳って損だよね」とため息を吐いた