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[名探偵コナン]I treasure you

第13章 Destiny


「萩原、松田いけるか?」
上司から解体作業の出動の命令がくだる
それぞれ別の場所に向かった
住所を聞いてもピンと来なかったけど
現場について驚いた

昨日も来たちゃんのマンションだったから
おいおい、なんだってこんな所に…
避難誘導はもう始めているらしいからちゃんも避難していると信じて準備を始めた
避難が終わるのをタバコをふかしながら待っていた

でも、嫌な予感がずっとしていた
避難完了の報告がくる

「本当にここの住人は全員避難しましたか?一人残らず所在は確認出来ていますか?」
「実は一室だけわからないんです
でも学生さんらしいのでアルバイトにでも行っているんでしょうね」
「それは何号室?」
「最上階の…」

ちゃんの部屋だった
彼女は風邪で寝込んでいたからバイトになんて行っていないと思う
避難誘導が聞こえないのか?
それとも動けないほど調子が悪いのか?

避難している管理人さんに鍵を借りてくるように頼んだ
鍵が到着して中に入る
ロックはされていたからやっぱりちゃんは中にいる
陣平ちゃんからの電話に出ると何してると怒られた

「ちゃん、まだ部屋の中にいるみたいなんだ
今から連れ出すから…解体はその後にするよ」

「それは本当か?よく気づいたな
を連れ出したらさっさと解体して、早く降りてこいよ」

「わかってる」

ロックを外から壊して部屋の中に入ったらベットにはおらず倒れているちゃんを見つけた

「ちゃん?しっかりして、大丈夫?」
「ぅ…ん…」
体が昨日より熱く感じる
避難しようとしてそのまま気を失ってしまったみたいだ

彼女を抱いて部屋を出ようとした時、爆発音が聞こえて建物が揺れた

「くそっ!」
爆発が原因でドアが開かない
早くちゃんを病人に連れていかないといけないのに…

また電話が鳴り響く
「なんだよ…」
「萩原?!今の爆発はなんだ?」
「あの爆弾が爆発したんだろうな…最悪だ…建物が歪んじまって、ここから出れねぇよ…」

「今、助けに行ってやるから待ってろ!」


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