第99章 Time alone
真剣に深夜の映画の放送を見ているの頬に1つキスを落とす
「お返しっ」と俺の頬にもキスをくれた
今度は耳、首、鎖骨…
俺がキスをすると、した場所と同じ所にもキスをくれた
お風呂上がりで元々ピンクに色づいていたの身体がさらにピンクに染まる
少し蕩けたの唇と俺の唇が、自然と重なった
チュッと軽めのキスをした後、またすぐ、かぶりつくような深いキス
絡まる舌…唇、口の中、全てが性感帯になったみたいだ
の甘い吐息を聞く度、ゾワッとしたものが全身を駆け抜けていく
理性が…どこかに行ってしまう前に、唇をようやく離す
苦しかったのか、の大きな瞳には涙が溜まっていた
「かわいい」
親指の腹で涙を拭うと首にキュッと抱きついてくる
「あー、もう!ほんと、かわいい」
「恥ずかしいから、あんま言わないで…」
フワッと香ってきたのは、俺と同じシャンプーの香り
その香りにクラクラした
ここでをベットに誘い込むのはきっと簡単だ
でも、それじゃ今までと変わらない
ちゃんともっとのこと大事にしたかった
でも!
これ以上密着してたらまずい…
の胸の柔らかさが服越しに伝わってくる
「なぁ、、そろそろ寝ようか」
身体を離したは少しキズついたような顔をした
でも、すぐにニッコリ笑ってそうだね、とベットに移動する
「電気つけとくか?」
「ううん、ヒロくんが一緒にいてくれるから平気」
腕枕した俺にしがみついてくるの身体を優しく抱きしめて俺は目を閉じた