第98章 In the park of memories
事件も解決して、陣平さんが異動していく
同じ捜査一課だから、こんなに寂しがる事もないのだけど…
心細い…
「、怪我すんじゃねぇぞ
無茶するな、新しい相棒の伊達の言うことよく聞けよ」
「うん…わかってる…大丈夫!陣平さんに負けないくらい頑張るから!」
「よしっ、その意気だ」
会えなくなるわけではないし、落ち込んで伊達さんに迷惑をかける訳にもいかない
気合いを入れて行くぞーと声をかけてくれた伊達さんの後をおった
ヘロヘロになりながら、警視庁を後にする
出口でばったりと研二さんにあった
「疲れきっちゃって、まぁ…
大丈夫ー?」
「平気!伊達さんタフだから…まだちょっとついていけてなくて…」
「体力お化けだからなぁ…無理しちゃいかんよ?」
ご飯行こうと誘ってくれた
陣平さんにもヒロくんにも声をかけたけど、まだ帰れないらしい
「じゃぁ、2人でいきますか!」
「ねぇねぇ、ポアロ行きたい!新作のメニューがあるっぽいよ」
「よし、決まりだな」
零くんの満面の笑みのいらっしゃいませーは未だになれない
もうすぐ閉店だからか、梓さんもいなくてお客さんも私たちだけだった
「もう終わりだった?」
「いいよ、まだ閉店には少し早い」
新作のビーフシチューを研二さんと揃って注文した
「おいしーねぇ」
「美味い!また腕あげたな…
公安て暇なのか?」
あー、研二さんそれ禁句…
「暇なわけあるか…潜入捜査中だぞ」
零くんのデザートもペロリと平らげて、閉店時間を過ぎていたけどおしゃべりを楽しんでいた