第95章 gimmicky box
よし、今日はとことん付き合ってやる
のしたいことをしよう
眠りたいと思うまで、なんでもいいぞと言うと
映画がみたいといい溜め込んでいたDVDを出てきた
「見たいのある?」
「じゃ、せーので指さそ」
並べられたDVDを物色する
「いくぞ、せーの!」
俺とが指さしたのは、推理サスペンス
見たかったやつだけど、まだ1度も見れてなかった
夜遅くまで、DVD鑑賞をしてお菓子を食べながら談笑する
「ははっ、なんか楽しくなってきた!
ヒロくんのおかげだー」
「それはよかった」
の家にあった菓子類を食べ尽くして、まだ足りないと言う食いしん坊とコンビニに買いに行く
「プリンとティラミスどっちにしよう」
「今日は両方買おう」
「えー、太る…」
「あれだけ、食ってんだ
もう手遅れだよ」
それもそうかと、納得して
じゃ、アイスも買っちゃおと物色し始めた
「ありがとうね、ヒロくん」
「もう、いいから…
これでいいのか?」
カゴいっぱいに買い物をして、もう一本映画を観た
終わる頃俺は睡魔に負けた
リビングで寝てしまった俺
目を開けるとも横になってた
「おはよう」
「わりぃ、寝ちまった
は?」
「少し寝たよ、さっき起きてヒロくんの寝顔見てた」
「恥ずかしな…」
「ヒロくんのレアな姿見れたなー」
からかってくるにいい加減にしとけと頬をつまむ
「ごめんなさーい」
よしっ、と体を起こして軽めの朝食を作ってくれた
「ご馳走様でした」
「付き合ってくれたお礼です」
一旦着替えに戻ることにした
「また、後でな…」
「うん、気をつけてね」
本庁内で見かけるは普段と変わらない
気、張ってるんだなと、今なら分かる
松田や萩原とじゃれているのも、いつもの光景だ
解決策は見つからないまま、数日があっという間に過ぎていく