第94章 Executive
零くんが梓さんと買い出しに行っている時、店の前で様子を伺っていたらコナンくんを見つけた
「こんな所でなにしてるの?」
「え?おねえさん?!」
「その慌てよう、なんか悪いことしてたなー?」
「別に!博士が買い物してて、それ待ってるだけだよ!」
「そっか!じゃ博士によろしくね」
零くんの言う通り…コナンくんも盗聴してるよ…
相手はきっと風見さん…零くんにバレたら…と考えると恐ろしい…
きっとバレてるけど…
警視庁近くの公園で私には隠れてろと告げてコナンくんの前に姿を見せた
風見さんをひねり揚げてコナンくんが仕掛けただろう盗聴器を袖口から出す
「これでよく公安が勤まるな」
ゾクリとした
自分が言われている訳では無いのに…
私に視線を向けて、行くぞと合図を送る
ヒロくんから連絡があって、都内が大変な事になってるとIOTテロの可能性があるから、私にも気をつけるようにと教えてくれた
それとほぼ同時に零くんもIOTテロか…と呟いた
陣平さんと研二さんがひとつの仮説を立てた
ガスで充満させた店舗をIOT家電を使って爆発させたと
「僕の同期は本当に優秀だな
コナンくんも今、その答えを導き出した」
みんなで力を合わせたら、解決できるんだよ
無理矢理コナンくんを巻き込まなくても…