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[名探偵コナン]I treasure you

第91章 Overflowing feeling


「お疲れ様、赤井の仕事終わったのか?」

ヒロくんが車を停めて待っていた

「ビックリ…いつからいたの?」
「今だよ…もうそろそろ終わるかなーって思ってさ」

乗りなよ、送ってくと助手席に座らせてくれる

赤井さんに抱きしめられた後にヒロくんに会うのはなんだか少し気まずい

「ねぇ、ヒロくん
これ、覚えてる?」

「確かなくしたって言ってなかったか?」

工藤さんちの書斎にあったこと、それを赤井さんが見つけてくれていたことを伝える

「よかったな、お前それ気に入ってくれてて
なくしたーって半べそかいてたもんな」

「もう絶対なくさない」

ブックマークをキュッと胸に抱いた

飯は?と聞かれてまだだった事を思い出す

「お腹すいたー」
「俺もまだなんだ、んちの近くに出来た居酒屋いかないか?」
「いいね!行こー」


いっぱい食べていっぱい飲んで
ヒロくんとたくさんおしゃべりして
楽しかった

「そろそろ帰るぞ、代行呼んでもらって…」
「もう帰るのー?うちで飲み直そうよ」
「お前はまた…
飲みすぎだ!今日は帰るの!」

子供の様に駄々をこねる私をヒロくんは連れて帰る

「服、ちゃんと着替えろよ
シワになる
風呂は明日にすること、そんだけ酔ってんのに入ろうとするなよ
鍵もちゃんとかけるんだぞ…」

「寂しい、もっと飲みたい…」

ソファの上で不貞腐れてる私を呆れ顔で見つめた

冷蔵庫のドアをあけて、ビールを取り出して蓋を開けてヒロくんに押し付けた

「最近、みんな前みたいに泊まってくれなくなった
ちょっとだけ、寂しい」


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