第9章 Incident
ウトウトし始めたにベットで寝ろと即したけど言うことを聞いてくれない
仕方なくを腕に抱いたまま一緒に眠った
朝方朝食を買いにコンビニに行って帰ってきたら
が拗ねていた
「ごめん、眠ってたから起こすの可哀想だと思って…」
「目が覚めたらいないからびっくりした…」
そう言って背中にピタリとくっつかれた
チャイムが鳴って出てみるとゼロ、松田、萩原の3人が来てくれた
俺の姿を見てギョッとしていた
「座敷わらしでもいんのかと思った…」
「ずっとこの状態?思ったより重症?」
「ケーキ買ってきたから一緒に食べよう」
ケーキ好きなのにそれでも離れようとしなくてゼロが俺が困ってるぞと言うと静かに離れた
ゼロがコーヒーを買ってきてくれて人数分入れてくれた
「全く…なんにもないんだもんな…ここに住み始めて随分たつのにやかんくらい買っておいてくれ」
「鍋ひとつあれば事足りると言うか…今度買ってくるよ」
みんなが買ってきてくれてたケーキの箱を開ける
どれもが好きな物ばかりでゼロも大概甘いなと思った
「みんなありがとう、心配かけてごめんなさい」
の言葉にみんな首を横に振る
「私、今日はもう自分ちに帰るね」
「…」
「ヒロくんもごめんね、もう大丈夫だから」
「でも、怖いんじゃないか?」
「ヒロくん明日仕事あるでしょ?いつまでもここにはいられない…」
学校は長期の休みに入っててここにいたとしても、自分ちに帰ったとしても1人にさせてしまう…
気を使ってくれていた
そんな自分が情けない…
は助けてって必死て訴えてるのに気を使わせるなんて…
仕事だからしょうがないって割り切れなかった…
まだまだダメだな…
「俺んちくるか?」
松田が手をあげてくれた
ゼロと松田は明日休みだったな
ゼロは警察学校に講義しに行くらしくごめんなと謝っている
「陣平ちゃん大丈夫ー?襲っちゃったりしない?」
「バカっ!そんな気があったとしてもこれだけ怯えてる子にそんなこと出来ねぇよ、そこまで飢えてない…」
そんな気はあるんだ…と突っ込みそうになった…